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「第15回 国際バラとガーデニングショウ」へ

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昨年に引き続き、西武ドーム開催のガーデニングショウへ行ってまいりました。
天候に恵まれ、今年も変わらず大盛況です。


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会場内、観客席から。
高台から見下ろすと、改めて規模の大きさに驚かされます。
どこも人だらけ……入場者数なら恐らく昨年以上では?


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今年の目玉の1つである「オードリー・ヘップバーンが愛した庭」
今年のガーデニングショウは都合により2日に分けて足を運んだのですが、
ここはもう、いつ行っても見学者・撮影者が絶えません。
長方形の大きな池を中心に、デザイン性あふれるシンメトリーな造りが特徴。
ショウブやバラ、緑の芝生が池の周囲をぐるりと囲う、美しいお庭です。


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もう1つの目玉「ターシャ・テューダー 素足の庭」
こちらはアメリカの農村の一角をそのまま切り取ったような、長閑な感じのお庭。
日本の山野草等も巧みに使い、自然な草花に囲まれた農村らしい景観が演出されています。
なるほど、芝生も柔らかそうで、確かに裸足で歩いてみたくなるガーデンです。
広さもかなりのもので会場内でも目立ちます。しかし何より目を惹いたのは……↓


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農村で飼われている本物の動物達の姿が!
これは誰でも一度は「!?」と思うはず。案の定ここも人が絶えません。
動物達は緊張した様子もなく、大変元気。ニワトリがよく鳴いていました。


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ハンギングバスケットはコンテスト受賞作品の他、
昨年と同様に街灯にも吊るされています。


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イベントの華ともいえる、ガーデン作品の数々。
とてもじゃないですが全部は紹介し切れませんので(汗)掻い摘んでご紹介。

昨年にも増してナチュラル感を追求した作品が多いように感じました。
華美に飾るのではなく、池や草木を用いて自然環境の一角を演出したお庭の数々。
自然を求める方がそれだけ増えてきているということでしょう。



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そんなナチュラル感を更に堪能するために
今回はアリの目線からガーデンを見つめてみました。
……要は「超低姿勢で下から覗き込む」ということですが。

コンパクトサイズなガーデン作品も、
アリの視点から見上げればたちまちジャングルやテーマパークに早変わり!
草丈の高いナチュラルガーデンでは更に迫力が増してきます。


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棚田を再現した段々状のお庭を、下から撮影。
全体的な造りはわかりませんが、草花の1本1本までくっきりと見えてきます。


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同じお庭を上(というより通常の視点)から撮影したもの。
棚田の形状など、当たり前ですが全体のデザインが見えてきます。



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別のお庭にて。
下から見上げるとバラの表情もがらりと変わります。
不思議の国のアリスじゃありませんが、今にも動き出して話しかけてきそうな……?

その後、一通り全てのお庭で同じように上下視点から撮影してみましたが
その都度風景がガラリと変わり、2倍楽しめたような気がします。
ただ大盛況だけに、あまり一箇所でしゃがみ込んで長居するのは禁物ですけれどね。
ちなみに低位置から撮影されている方は、私以外にも結構たくさんいらっしゃいました。



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バラの一つひとつにも目を向けてみました。
先日の「大使夫人のバラ」のイベントでも見かけたクイーン・オブ・スウェーデン
淡いピンクの大きな花弁が、優雅さと上品さを醸し出します。



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イベント会場は屋外なので、当然外から生きものも入ってきます。
左から順にニホンミツバチ、ヤマトシジミ、ナミテントウです。
香りに誘われてやってきた小さなお客様……といったところでしょうか?



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HONDAのブースには、大きな棚田状のガーデンが。
田んぼの中ではメダカが泳いでいました。
近年はめっきり見かけなくなってしまっただけに、多くの方が注目されていました。



イベントテーマに便乗するわけではありませんが、
今年はより「裸足で入ってみたい」「いっそ寝転んでみたい」と思わせるような
身近にあってほしいガーデンが目白押しでした(基本的に土足禁止ですが)。

余談ですが、近年保育園などで「子どもたちに園庭を芝生で走らせる」ところが増えつつあるそうです。直に土や草の感触を味わい、自然を身近に感じさせることに重きを置いているのでしょう。街づくりにも自然との調和が求められる昨今、大変良い傾向のように思えます。


(文・写真=マルモ出版編集部 中村桂祐)

by marumo-ld | 2013-05-16 19:33 | 雑記  

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